在宅勤務について考える

1.はじめに
古臭い業界の中で更に古臭い社風をもつ弊社においても、新型コロナウィルスの感染拡大により期せずして在宅勤務というものが始まった。
(うちの会社はこういう時逆に早めに在宅をやったりすることでユーザー、世間に対してポーズをする傾向がある…)
緊急事態宣言下での週4以上での在宅勤務はもうしてないものの、現在も週2回は在宅勤務が続いている。
そこで、今回は僕が在宅勤務をしている中で感じたメリットデメリットについて書いていく。


2.在宅勤務のメリット
◯通勤がないことで自由な時間が圧倒的に増えた
これは在宅勤務している人全員が思うだろうが、圧倒的に仕事を終えてからの自由な時間が増えた。
当然、退勤時間=自由な時間の開始となるのですぐランニングに出ることもできるし、ゲームをしたりアニメを見たりということもとても捗る。
通勤時間というものが如何に悪であるかがとても良くわかった。

また、朝についても顔洗って、コンタクト入れて、スーツに着替えて、電車乗って〜ということが無くなったのでギリギリまで寝ていられるし、通勤に使っていた時間で朝からランニングなんてこともできる。
(実際緊急事態宣言下では毎朝のランニングを日課にしていた)

◯上司からのちょっとした呼び出しがなくなった
毎日顔を合わせていた頃は、ちょっとしたことで呼ばれ「あれはなんだ、これはどうなっている」ということが多かった。
しかし、在宅の場合は連絡の手段が電話(もしくはチャットなど)となる為、よっぽど必要な要件以外では連絡が来なくなった。
これが減ったことによるストレスの減少は結構大きい。
まあ、これは僕が今の部長のことがあまり好きではないことによることは大きい…。

◯ユーザー訪問がある意味良い気分転換になる
現在は緊急事態宣言下では面談不可のユーザーも多かったものの、現在はかなり訪問OKのところも多く訪問を実施している。
先方の都合により在宅勤務の日にアポイントが入ることもあるが、それがある意味いい気分転換になっている。
家→ユーザー→家という動線がとても気楽で、会社に行かなくて良いことが非常に気分が良い。


3.在宅勤務のデメリット
なし!!!!!!

というのは半分冗談だが、メリットと比較してデメリットと呼べるくらいのものは実際そこまで多くない。
強いてあげるのであれば以下のことくらい。
◯業務効率が落ちる
人に依るとも思うが、やはり家ということでサボってしまいがちで全体的な業務の効率は落ちる。
僕なんかこの9月などは仕事しながらツール・ド・フランスをずっと見ていたので、度々テレビ画面に集中してしまうことも多かった。
まあ、在宅のときはそのくらいの仕事量で良いと思ってしまっている。

◯上長の承認にタイムラグがある
直接報告ができないことですぐに決裁、承認を取りたい事項もワンテンポ遅れてしまうことは度々ある。
まあ、今のご時世電話でもメールでもチャットでも報告はできるのでさほど問題はない。

◯腰が痛くなる
これも個人次第ではあるが、僕の場合一人暮らしなのでデスクというものはなくベッドに腰掛けテーブルでパソコン作業するため腰が痛くなる。
元々腰があまり良くないのでこれはしんどい。
こういうことが要因でオカムラなどのデスクチェアがとても売れているらしい。
僕は我慢するけど。


4.企業側でのメリットデメリット
メリットデメリットとは記載しているが企業側にとってしてみれば基本的にはメリットばかりだと思う。
在宅勤務を推進すればするほどそれによる周辺の固定費は削減できるからだ。
思いつく限りでも
①週三以上の在宅にすることで定期を解約し実費精算とし通勤にかかる経費削減
②書類を打ち出さなくなることで社内使用のコピー用紙削減
③出社率が下がることでオフィス自体の規模を縮小可能
があり、経費削減を考課目標としている総務の担当者はなにもせずとも目標が達成できて喜んでいることだろう。
実際に大手企業を中心に①、②については実施している企業も多く、どこもコロナで業績が厳しい中で、逆にコロナ理由の収益改善策としてこれらのことを考える企業も少なくないだろう。
また、カルビーでは単身赴任を無くして、遠隔地でもすべてリモート+出張ベースで営業などをするなど働き方が変わってきている。

デメリットとしては上記挙げている通り業務効率低下による会社全体での生産性の低下くらいか。
(度々言っているがこれは個人の能力、性格に依るが…)


5.さいごに
このコロナを通じて、各企業が今後の企業としてのあり方を示すことを求められているように感じる。
僕自身今までの営業スタイルを踏襲するだけではこの厳しい潮流にはのっていけないであろうことは身に沁みて感じている。
未だ特効薬、ワクチンが開発されておらず、世間的には在宅勤務の状況は少なくとも来年2〜3月頃までは続く中で、まあ願わくば終息後も週1くらいは在宅を続けたいものですわ。


〇次回更新予定日10月28日(水)まで