バチェロレッテについて考える

1.はじめに
僕は結構ミーハーな人間なので流行しているものはなんとなく齧ってることが多い。

バチェラーシリーズについても友人から勧められた際、シーズン3を見て非常に面白く感じ1,2シリーズも見たってくらいには好きなのだ。
そして今回バチェロレッテというバチェラーの女性版が新たに配信されるということでミーハーの多分に漏れず見ることにした。
SNS上でも色んなことが言われているこの番組を、ちょうど昨日アフターローズまで全編を見終えたあとなので思ったことを書いていこうと思う。


なお、今回の記事はバチェロレッテジャパンを見終えたことを前提に書いているので、存分にネタバレを含みますのでご了承ください。


2.バチェロレッテ福田萌子
歴代バチェラーは明らかに他者と比較して人生の成功者であったのに対し、バチェロレッテはそこまでの強さというものはないように感じていた。

最初はスポーツトラベラーという胡散臭い職業も相まり、僕個人としても美人とは思うものの全然タイプでもなかったのでバチェロレッテへの評価は全く高くなかった。
まあ、スタート前の紹介写真が物語るように男性陣もなかなか色物揃い感があったものの、これだけの男性陣が取り合うだけの女性なのかと甚だ疑問符であった。

しかし、始まってみるとその姿は気高く、かなりバチェロレッテとして相応しい気すらしてきて、毎回のデートやカクテルパーティー、ローズセレモニーを通して非常に強い芯を持った魅力的な女性であることはよくわかった。
(それはでも僕のタイプでないには変わりないが)

中でも萌子さんの1番印象に残った人物像としては、旅を見届けていたナイナイ、SHELLYの3人も言っていたことだが、全編を通じて最後まで「好き」という言葉を口にしなかったことだ。

過去バチェラーを見てきて、「好きだ」「好きかもしれない」「好きになりかけてる」など、言葉遣いに差はあれど歴代のバチェラー達はその言葉を口にしてきている。
これは女性が故の言葉を大事にする気持ちなのか、はたまた本当に好きな人が出来なかったのか心中を察することは今となってはできない…。


3.僕の推しメン
僕の推しメンははやっぱり當間ローズとエバンス・マラカイかなあ。
まずどっちも顔がめちゃくちゃかっこいいし、中身もめちゃくちゃ良い奴だったと思う。
(マラカイはアフターローズで23歳らしい子供らしさを見せていた為、世間の評価を少し落としたということもわかるが)

それぞれ何故落ちてしまったか少し考える。

ローズについては萌子さんからもかなり評価が高く、3人に残った段階でも最もリードをしているのではないかと思っていた。

しかし、正直家族(母親)がキツすぎた。
イメージとして南米系の大家族が何より家族を優先して生きているというのはわかるけれども、初対面であれほどの事を言われると引いちゃうのは確かだと思う。
萌子さんもローズセレモニーではああ言ってはいるものの、心のうちで思うことは違っただろう……

マラカイは少し若すぎた。
まっすぐで純粋な気持ちは非常に美しかったが、最後はなんとなく弟のような存在になってしまっていた気がする。


4.ラストについて
ラストについてはかなり賛否が分かれると思う。
バチェロレッテ福田萌子さんは最終的に誰も選ばないという選択をした。
(これを比較的前半で半分冗談ながら予想していた岡村はセンスある)

これについては、落とされた男性陣がアフターローズで非難することも理解は出来るが、一方で萌子さんの性格上自身がそういう選択をしたことについても理解はできる。

しかし、僕の個人的な意見としてはやはりこの番組のルールがある以上いずれかを選ばなければいけなかったと僕は思う。
だからといって選んだ上で、その人を裏切った友永真也を肯定するつもりも無いのだけれど……。

サーファーやマラカイが言っていたように、選んだから結婚しなければいけないという訳では無いし、今までのバチェラーも付き合った結果別れたというカップルも多いわけで、
将来が見えないからといってどちらの男性も選ばないことはある種の逃げとも思えてしまう。

理想が高い。プライドが高いのはとてもよくわかるけれども
ひとまずは、落とされた男性陣が納得する結末を用意することもバチェロレッテの責任ではないだろうか。
僕はそう思う。


5.さいごに
今回の結果がこうなってしまったのは僕が何を言おうが、それは僕のことでは無いので仕方ない。
しかし、今回の結果を受けて今後萌子さんがどんな人と結婚するのだろうか、もしくはいつまでもしないのだろうかそこがとてもこ気になる。

この人はどんな人とどんな未来を見つめているんだろう。
何事にも凛とする萌子さんの今後に注目していきたい。



次回更新予定日:11月11日(水)