愛車について考える
1.愛車について
今回は僕の自慢の自転車を紹介してみたいと思う。
みんなに愛車を自慢したいのだ。
今僕が(たまに)乗っている自転車は、僕が大学4年のときに自ら組み上げたものだ。だから当然愛着も非常に強い。
最近はあまり乗れていないのが淋しいが、せっかく自分の趣味についてアウトプットする場があるので今回紹介しようと思う。
部品などの話はかなりマニアックな話になるので興味がなければ読み飛ばしてもらって構わない。
2.完成まで
まずはこの自転車が生まれるまでを諸々のこだわりを紹介しつつ書いていく。
◯フレーム
フレームはオルベアというスペイン最大の自転車メーカーのオルドゥ シルバーというモデルを用いている。
2013年に発売されたこのオルドゥは所謂ロードバイクではなく、タイムトライアルでの使用を想定されたTTバイクだ。
TT向けに作られたこのフレームを中古で知人に譲ってもらい、ドロップハンドルにてロードバイク用途で組み上げることとした。
クランクを除いたコンポーネントはすべてアルテグラ6800系で揃えた。
6800系は9000系デュラエースを踏襲し11速化、フロントディレイラーのロングアーム化などがなされている。
アルテグラはSHIMANOではデュラエースに次ぐセカンドグレードではあるものの、性能としては非常に優秀だ。
変速は全く問題なくリニアに反応してくれるし、ブレーキも剛性が非常に高くくだりのでの安心感も高い。
正直性能と価格を行旅したコストパフォーマンスで言えば最も優れているコンポーネントだと思う。
◯クランク、チェーンリング、プーリー
ここがこの自転車の最もこだわっているところだが、クランクにROTORの3Dクランクを使い、チェーンリングにKCNCのロードコブウェブを使っている。
剛性?何それ美味しいの?みたいなかなり特徴的な見た目をしていて、見かけの通り軽量のチェーンリングである。
僕はこのチェーンリングを見た瞬間これを使いたい!と思って
プーリーもアルテグラ純正から、チェーンリングに合わせたKCNCのビッグプーリー(14T,16T)に換装している。
◯ホイール
ホイールについてはケチっていて中華製の無名なディープリムのカーボンホイールを履いている。
ただスポークは白、ニップルは赤とフレームに合わせたカラーリングのものを選んでいる。
ついでにスポークもカンパニョーロのG3スポークシステムライクな組み方で、見栄えがよく気に入っている。
これらのパーツを揃え、僕が自らすべての組み上げを行った。
ワイヤーの取り回しなど、非常に苦労しながらもワクワクしつつ作業をしていたことを覚えている。
3.オルドゥシルバーの活躍
正直最も自転車に乗っていた頃は大学2〜3年の頃で、この自転車を組み上げる頃には自転車熱もそれほど高くなかった為あちらこちらに駆けて行っていたわけではない。
(組み上げること自体が目的な部分もあって、組んで満足してた)
その中でもオルドゥが最も活躍してくれたのは、4年前に僕が初めてトライアスロンに参加した時の40kmだろう。
1週5kmの8回周回コースだったが、TTフレーム特有の抜群の直進安定性で何人もの人を抜いていけたのを覚えてる。
(しかし、その分コーナーでの小回りの悪さは感じてしまうが…)
オルドゥのおかげでバイク40kmの道程を1:17:36で走りきることができた。
トランジションの時間もあるため一概にバイクの速さだけではないが、このタイムは男子総合の283人のうち上位50人程度のバイクのタイム順位であった。
やはりTTフレームというだけあってエアロ性能は高いみたいで、気持ちよく走ることができた。
また、スイム1.5km、ラン10kmを併せた総合タイムも2:58:48で完走し初めてのトライアスロンを終えた。
翌年以降は半分の距離のスプリントのトライアスロンに毎年参加しており、度々オルドゥにはお世話になっている。
4.さいごに
社会人になってから、長いツーリングもしておらずインテリアになりかけている愛車だが、ツールを見ていて最近自転車へのモチベーションが高くなっているので、今後もう少し愛車に跨る機会を増やしたいと思う。
機会があれば久しぶりに泊まりでのツーリングもやりたいなあ。
更にもっと言えば新しい自転車を組みたい気持ちもあるけど、そこまでのお金の余裕はないな笑
◯次回更新日:9月23日(水)まで